【TV】パリ・オペラ座バレエ 「デフィレ」「エチュード」
3月に放送されたもの。
録画したまま、ずっと見ておりませんでした

4演目が放送されたけど、とりあえず「デフィレ」と「エチュード」のみ鑑賞。
◆デフィレ
音楽: ベルリオーズ/トロイ人の行進曲(歌劇「トロイ人」から)
★エトワール★
アマンディーヌ・アルビッソン
エミリー・コゼット
オーレリ・デュポン
ドロテ・ジルベール
マリ・アニエス・ジロ
レティシア・プジョル
アリス・ルナヴァン
ジェレミー・ベランガール
ステファン・ビュリョン
マチュー・ガニオ
ジョシュア・オファルト
エルヴェ・モロー
カール・パケット
バンジャマン・ペッシュ
パリ・オペラ座バレエ団
パリ・オペラ座バレエ学校の生徒
20年ぐらい前だったか、パリオペの来日公演で、門外不出の「デフィレ」をNHKホールで観ました。
エトワールが一人ずつ登場してレヴェランスを行うと、客席から大きな拍手が起こります。
しかし、これってなかなかシビアですよね

拍手の大きさによって、人気のある・なしが一目瞭然ですから・・・。
NHKホールでデフィレをする難点は、ガルニエのように舞台の奥に鏡を設置して、奥行き感を演出することが出来ない点。
今回、本家ガルニエでのデフィレを映像で見て、やはりデフィレは本場で観るに限る!との思いを強くしました。
門外不出と言われた「デフィレ」が、今回初めて映像として出たわけですが、それにしてはなんとも寂しいエトワール陣だったことが残念。
元々この日、マチアス・エイマン、リュドミラ・パリエロが怪我で不参加、さらにエレオノーラ・アバニャートも産休で不参加とのこと。(あ、ミリアム(ウルド=ブラーム)もいない?)
3人もエトワールが欠けたデフィレが初出しになるとは・・・・。
もう少しだけ前であれば、アニエス(ルテステュ)もニコラ(ル・リッシュ)もいたのにな~

それでも、女性陣のマリ=アニエス(ジロ)とオーレリ(デュポン)はさすがの貫録。
彼女たちをを見られただけでも眼福。
男性陣も小粒な印象。
マチューがもう最古参だなんて・・・・信じられん

相変わらずエルヴェ(モロー)の美しさには息をのんだけど・・・・彼ってパリでは人気ないの?
拍手が意外に寂しかったんですけど

デフィレまるごと!
◆エチュード
音楽:チェルニー
振付:ハロルド・ランダー
ドロテ・ジルベール ジョシュア・オファルト カール・パケット
パリ・オペラ座バレエ団
この作品はバレエの様々な動きを取り出し、徹底的に見せてくれるので面白い♪
ストーリーや意味を考えずに見られるので、予習も要らないです(笑)
ただ、前半はちょっと退屈になる部分もあるかな・・・・。
やはり面白いのは後半のテクニック合戦!
さすがにパリオペのダンサーたち、テクニックの安定度はピカイチ。
こういうシンプルな作品は、ちょっとのミスが目立ちますから。
今回真ん中を踊った3人もそつなくこなしていたけど、その昔パトリック・デュポンが踊った時や、ローラン・イレールとマニュエル・ルグリのガチンコ対決の時のようなハラハラ感はありませんでした。
ドロテちゃんは安定感があって(バランス得意なのね~)好きなダンサーだったのですが、最近ちょっとキラキラ感が薄れてきたような・・・・?
フェッテの見せ場、まわりながらジュテを入れる難しいパがあるけど、あそこの足先が伸びてなかったのはちょっと意外。
彼女なら楽々だと思っていたので。
カールは何かとよく見る機会があるんだけど、私はいまいち彼の良さがわからず

いつも無難にこなしてるけど、どうも踊りが重いんだよねー。
主役よりもロットバルトとかパキータのイニゴとか、敵役のほうが良かった印象がある。
そんな中、今回私が目を付けたのはジョシュア!
ちょっとジョゼ(マルティネズ)を思い出すような細いラインに、上品で美しい踊りが私好み

ジャンプの美しさは溜息ものでしたわ~

フィナーレをどうぞ!
(ジョシュアのアントルシャ・カトル、5番に戻す前に足開きすぎじゃないか?
)

[収録:2014年10月 パリ・オペラ座 ガルニエ宮)] ('15 3/16 BSプレミアムにて放送)
この記事へのコメント
デフィレをやって溜息が出るほどの美しさを表現できるのは、やはりパリオペならではかな~と思います。
おっ!花宴さんもジョシュアいいと思われました!?
もう3年も前にエトワールになっているそうです。
でも、私は名前しか知らなかった・・・いかにパリオペの舞台から遠ざかっているかがわかりますね^^;
カールはオペラ座男性陣には珍しいブロンドですからね~。
容姿で目を引きます。
結構ごっつい感じがするせいか、踊りがもっさり見えるのが残念です(-_-;)