【CD】The Bells of Dawn

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<演 奏>
バリトン: Dmitri Hvorostovsky
合唱: Masters of Choral Singing
指揮: Lev Kontorovich

<曲 目>
ロシア宗教曲とロシア民謡

1.ドプリ・プリストフ: 主の御名を賛美せよ
2.パーヴェル・チェスノコフ: 祝福された男 Op.44-2
3.チェスノコフ: 永遠の前の弁護人
4.チェスノコフ: わが祈りを聞きたまえ
5.チェスノコフ: わが青春時代より
6..ミハイル・ブルマジン: 賢い泥棒
7.アレクサンドル・アルハンゲルスキー: 信仰のシンボル
8.アレクサンドル・ヴァルラモフ: 吹雪

ロシア民謡集
9.彼らはマシャに行かない
10.森を通る道はない
11.孤独な鐘
12.さようなら、わが喜び
13.霧が野原に降り注ぐ)

14.エリザヴェータ・シャシナ: 私は一人で小道を歩く
15.ロシア民謡:おお、夜よ
16.スヴィリドフ:夜明けの鐘

[録音:2012年6月23,25,26,29,30日、7月2日 モスクワ音楽院]


やっと聴くことができました・・・
なにしろ宗教曲ですからね・・・「ながら聴き」ができないんですわ

英訳しかついてないけど、とりあえず歌詞をじっと目で追いながら聴いてみました。
こんな感じのことを言ってんだろうな~程度の理解力ですが、読まないよりはマシということで

ロシア宗教曲のCDといえば、ずいぶん昔にCredoというCDをリリースしており、今回のCDにも重なる曲が数曲入っています。
ロシア民謡集もオケ伴奏、アカペラの各バージョンをリリースしています。

いずれもかなり若い時期の録音になりますが、こういう曲を歌うには今がベストなのかも・・・と思わせる歌唱でした。

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最近のホロストフスキーはヴェルディを歌うことに専念し、ベルカントはもちろん、モーツァルトも歌わなくなり、だんだん重いレパートリーに移行していっているような印象です。
さらには、ポップ・ミュージックのコンサートも定期的に行っており、近年少々声が疲れ気味、荒れているような感じもします。

そんなに通る声ではないので(声量がないとは思わないけど)無理しているのか、歌っている時の身体の動かし方が若い頃よりも激しくなっているような気もします。

ヴェルディを歌ってくれるのは嬉しいのですが、時々はこういう宗教曲やロシア民謡を歌って、喉のメンテナンスをしていただきたいです。

というわけで、個人的にはこの手のレパートリーを歌う彼の歌唱は大好きで、とても気持ちよく聴かせてもらいました。

「あ、オーケストラもピアノもないんだっけ。」と気が付くのにちょっと時間がかかったほど、コーラスとのコラボが素晴らしい~。
うん、彼の声には大音量のオケは要らない。
ま、ヴェルディ・バリトンがそれでいいのかという問題はありますが

ホロストフスキー・ファンにお馴染みの曲としては、「さようなら、わが喜び」「おお、夜よ」(ノーチェンカ)が入ってます。
この2曲は、彼のコンサートやリサイタルではアンコール・ピースの定番。
なかでもノーチェンカはぐっと心にくるものがありました。

このアルバムで私が一番好きだったのは、最後に収録されているスヴィリードフの「夜明けの鐘」
アルバムのタイトルにもなっています。

鳥の声のような美しいソプラノの声が、同じ4度音程のフレーズを延々と繰り返し、そこにバリトン・ソロとコーラスが絡み、ほかのどの曲とも違う味わいがあります。

ホロストフスキーはスヴィリードフの歌曲も歌いますし、CDもリリースしているので私も何曲か聴いていますが、やはり音の進行やハーモニーにスヴィリードフ・カラーが色濃く出ています。

10年近く前、1度だけロシアを旅行しましたが、宗教曲を聴いていると、あの時に行ったロシア正教の教会が思い出され、ロシア民謡を聴いていると、郊外の何もないだだっ広い景色が目の前に浮かびます。

ロシアに行ったことがない人でも、なんとなく懐かしい気持ちになるのではないでしょうか。
寒い冬、暖かい家の中で聴くにはピッタリの1枚かもしれません



Bells of Dawn
Ondine
2014-09-09
Dmitry Hvorostovsky

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この記事へのコメント

花宴
2015年01月05日 09:09
このCD、聴く前はフォークの方に興味があって、宗教音楽はどうかな~と思ってたのですが、実際聴いてみると、宗教音楽の方が声の綺麗さが際立って、気に入りました。 やっぱり声、綺麗(笑)! 夜明けの鐘が別格ですが(私もこれが一番好きでした~♡)、宗教曲の後にフォークを聴いたせいか、フォークだと声が綺麗過ぎかなあと(笑)? ペトレンコさんとかああいうロシアフォークの野太さともちょっと違う気がしますし。 限りなくロシアっぽいですが、典型的なロシア声でもないというか。 やはり究極、チャイコフスキーの声なんでしょうか? そうですね、私もそろそろポップとは手を切って(笑)、ヴェルディ以外のオペラのレパートリーを増やして欲しいかな。 今の音域ならドンジョとか。 ドイツ語を頑張っていただいて、アラベラなんてどう? ルネ様と組めるし!
2015年01月06日 22:15
◆花宴さん
お返事遅くなってすみません!

実は私、実際にCDを聴き始めるまでロシア民謡が入っていることに気づいていませんでした
宗教音楽オンリーだと思っていたんですわ・・・・。

コントロヴィチさんとのコンサートは、2013年のテレビ放送がYTなどにアップされていましたが、あの時にも歌っていた「ありる~や、ありる~~や」がすごく印象に残って、Dimaの宗教曲いいな~♪とちょっと思いました。

「夜明けの鐘」いいですよね!
スヴィリードフっていい曲だらけじゃないですか~♪
もっとDimaに歌ってもらいたい!

確かに、Dimaの声は典型的ロシアの声とはちょっと違うと私も思います。
かといってベルカントでもない(笑)
なので、ロシア・オペラでもイタリア・オペラでも異端扱いされるのもわかるような気がします。

でも、それが彼の魅力じゃないですか!?←力説。
どちらのオペラにも、新風を送り込んだ存在だと思ってます。

うんうん、チャイコフスキーの声なんでしょうね。
オペラにしろ歌曲にしろ、チャイコフスキーは本当にしっくりきます。

ドンジョは声のためにも、そろそろやってほしいですね。
モーツァルトを歌うって大事なことだと思いますし。

ドイツオペラか~。イメージわかないぞ~