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zoom RSS オペラ座&ロイヤル バレエ・スプリーム

<<   作成日時 : 2017/08/01 18:30   >>

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2017年8月1日(火)午後6時30分開演
会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール


先にあった東京公演の様子をTwitterで読んでいましたが、、同じ日の公演を観ているのに、人によって全く逆の感想だったり、公演の内容そのものに苦言を呈していたり、かなり賛否両論分かれた感じの今回のバレエ・スプリーム。

これだけ両極端な感想が出るのであれば、私も感じたままを素直に書いていいですよね!?


<第1部 ロイヤル・バレエ団>

1.ラプソディ
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:ラフマニノフ
出演:ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー


今大人気のマックレーくん。
ローザンヌ・コンクールのフリーヴァリエーションで、華麗なタップを披露してくれたのは何年前だったっけ?
あれよあれよという間に、今やロイヤルの看板ダンサーとなりました。
その後もTVなどでは何度か見ていますが、今回ようやく生スティーヴン♫

確かに素晴らしいし、何もかも完璧で文句のつけようがない。
・・・でも、それだけに隙がなさすぎて、私にはあまり惹かれるものがなかった・・・。
パートナーのサレンコも同じ印象。
2人ともすごいと思うし、良くないわけじゃないのになぁ。

それと、私はどうもアシュトン作品との縁もないようで。
この「ラプソディ」、音楽は大好きなんだけどなぁ・・・あんまり楽しめなかった。

2「.ジゼル」第2幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー
音楽:アダン
出演:高田 茜、ベンジャミン・エラ


最近プリンシパルに昇進した高田さん。
同じ日本人として応援したいのですが・・・・このジゼルはあまり合ってないように思いました。

照明が微妙に明るかったせいもあるかもしれませんが、「ジゼルを観た」という感じがしませんでした。
一つ一つの動きは完璧ですし、高い技術を持った人だとは思いましたが、ジゼルはそういうものだけではダメな作品ですしね・・・。

特にこういったガラで踊る場合は、観客がその世界に浸れる時間も短いですし、さらに表現・雰囲気といったものが必要になると思います。

ジゼルでは男性の見せ場は少ないですが、パートナーのエラさんはスタイル、踊り共に平凡な印象。

3.アイ・ガット・リズム
振付:スティーヴン・マックレー
音楽:ガーシュウィン
出演:スティーヴン・マックレー


お得意のタップをここで披露。
客席は大盛り上がりだったけど・・・私はなんとなく消化不良。
タップの技術はすごいと思うけど、練習着みたいな衣装で、もちろん無背景。
照明の効果もないし、もっと小さい会場で見たら印象違ったかなぁ?

4.「白鳥の湖」第2幕よりパ・ド・ドゥ
振付:レフ・イワーノフ
音楽:チャイコフスキー
出演:金子扶生、フェデリコ・ボネッリ


サラ・ラムがケガで降板し、金子さんが来日メンバーに。
彼女も評判が高いダンサーなので、一度生で観たいと思っていました。

・・・が、彼女もなぜ「白鳥」を選んだのか・・・?
ケガから復帰されたばかりとのことなので、負担の少ないアダージオのみの作品を・・ということでしょうか?
しかし、ロイヤル・チームのトリを飾るには、ちょっと残念な内容でした。

長身で舞台映えする容姿ではありますが、白鳥を踊るのに最も重要な上半身の動きが硬い・・・。
背中もあまり使えてないし、腕の使い方もいいとは思えませんでした。

まだ調子が戻っていない人にここまで言うのは酷かもしれませんが、演目をもう少し考えてほしかったな・・・と思いました。

ボネッリはここでは終始サポートに徹していたので、また後ほど。


<第2部 パリ・オペラ座バレエ団>

1.チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ
振付:ジョージ・バランシン
音楽:チャイコフスキー
出演:ミリアム・ウルド=ブラーム、マチアス・エイマン

やっぱり私はオペラ座が好きなんだなぁ。
第2部が始まった途端、俄然ワクワク度が増しました♫
何が違うのかよくわかりませんが、身体から音楽が聴こえてくるような・・・この感覚がすごく好きなんです。

ミリアムはいつまでも愛らしいね〜
登場した瞬間、隣の席のご婦人が「わ!可愛い!」と思わず声を上げていらっしゃいました。
走る時に足を後ろに蹴り上げてるの、すっごい可愛かった〜!
チャイパドの女性ヴァリエーションはとっても短いけど、こんなに目が離せない魅力的なものに出会ったのは久しぶり。
音の取り方、緩急のつけ方に魅せられました。

マチアスは、もしかしたら生で観るのは初めてかも。
たくさんの人が彼を絶賛しているので、とても楽しみにしていました。
確かにすごくいい!
ちょっと大柄な体格ですが、それを活かしたダイナミックな踊りでこれまた目が釘付け!

私、結構チャイパドが好きみたいで、今回もちょっと涙目になってしまいました。
過去に涙したチャイパドはルグリ&ルディエール、ヘレーラ&コレーラの2組で、ここに3組目が入ってきました♪

2.「ロミオとジュリエット」第1幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:プロコフィエフ
出演:レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ


オーレリー体制になってからエトワールになった2人。
「エトワール・ガラ」のTV放送で2人の踊りを見たものの、その良さがわからなかっただけに、この2人がエトワールになったと知ってビックリしていたのですが、ここで生を観ればその理由も納得させてもらえるだろう!と鼻息荒くいたところ、今回のスプリーム、2人は調子が良くないとの情報が・・・・

でも、個々の踊りは悪くないよ〜。
特にジェルマンの踊りはすごくきれい。いいかも!

・・・と思っていたのですが、ふと我に返る。
これ、ロメ・ジュリだよね?
う〜ん・・・なんか・・・2人の間に愛が見えない・・・・

3.「エスメラルダ」パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
音楽:プーニ
出演:オニール・八菜、ユーゴ・マルシャン

きゃ〜!ハナちゃん!待ってました〜!
オペラ座のエスメの衣装、カッコいいねー!

ハナちゃんはお顔が派手だから、まずパッと目を引くのは武器。
踊りはとても好感が持てる、素直なもの。
一つ一つを丁寧に踊っていてやりすぎないんだけど、それが地味にならず華やかなオーラに包まれていました

ユーゴは・・・ジャンプの音がしない!
あれだけの長身なのに、なんで〜〜!?
長い手足、美しいお顔。
あんな恵まれたプロポーションで、踊りも安定感があって美しいなんて・・・ずるい。
太刀打ちできないですよね

4.マンフレッド
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:チャイコフスキー
出演:マチアス・エイマン


あっという間でした。もっと見ていたかった!
マチアスの身体の表現力は素晴らしい。
ここまで身体が語るのはルグリ以来かも。
ルグリの域に達しましたね。
今後の活躍がますます楽しみです!


<第3部 「眠れる森の美女」ディヴェルティスマン>

序曲:全員
リラの精(プロローグよりヴァリエーション):オニール・八菜
ローズ・アダージオ:高田 茜、スティーヴン・マックレー、ベンジャミン・エラ、ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャン
オーロラ姫(1幕よりヴァリエーション):ミリアム・ウルド=ブラーム
王子(2幕よりヴァリエーション):フェデリコ・ボネッリ
オーロラ姫と王子の2幕のパ・ド・ドゥ:ミリアム・ウルド=ブラーム、ジェルマン・ルーヴェ
フロリナ王女と青い鳥のグラン・パ・ド・ドゥよりコーダ:オニール・八菜、ユーゴ・マルシャン
オーロラ姫と王子の3幕のグラン・パ・ド・ドゥ:ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー
王子(3幕グランのヴァリエーション):マチアス・エイマン
オーロラ姫(3幕グランのヴァリエーション):レオノール・ボラック
コーダ:全員

ロイヤル、パリオペ双方のダンサーが一緒に「眠り」を踊るという趣向。
う〜ん・・・もう一つのプログラムのドン・キのほうが楽しかったんじゃないかなぁ。
なんか構成が中途半端な感じ。

先ほどキメキメのエスメを踊ったハナちゃんの、たおやかなリラの精・・・良かったです♪

高田さんのローズ、素晴らしいバランスを披露してくれたし、エカルテ・デリエールでピシッとキメてみたり、やっぱり高い技術を持った人だということはよくわかりましたが、ちょっとそれを強調しすぎてしまい、歌舞伎の見得っぽいなと思ってしまいました。
オーロラ姫よりキトリを観たかったなぁ。

ミリアムは愛らしいから、出てきただけでオーロラ
彼女は役に合ってますよね。

ここで初めてボネッリがソロを披露。
彼もあちこちでいい評判を聞いていたのですが・・・・このソロではよくわかりませんでした(-_-;)
衣装のブーツがゴテゴテしてて脚が美しく見えず、そのせいか、全体的なプロポーションも良く見えず・・・。

ミリアムとジェルマンの2幕のパ・ド・ドゥも美しかった。
ここは音楽もいいんですよね〜。

配られたプログラムには載ってなかったけど、ハナちゃんとユーゴがブルーバードのグランからコーダを踊りました。
なんで書いてなかったんだろう?
2人はやっぱりいいペアだねー。もっと2人で色々なものを観たい!

マックレーとサレンコによる3幕のグランは貫禄。
やっぱり「眠り」はロイヤルの十八番だからね。
ここは譲れないでしょー♪

マチアスとボラックがそれぞれヴァリエーションを踊りました。
マチアスは魅せるねー。
特別なことはやってないのに、踊りが大きい。

ボラック・・・やっぱり不調なの?
なんとも地味なオーロラ姫でした。エトワールの輝きは全く見られず。



ロイヤルのダンサーにばかり厳しいことを書きましたが、これはもう好みの問題でしかありません。
一緒に観に行った友達は、高田さんも金子さんも絶賛していましたし。

ただ、もっと「これがロイヤル・バレエだ!」という作品を観たかったというのが正直な感想。
マクミランでもアシュトンでも、パリオペを寄せ付けないものを見せてほしかったです。
それらを踊る彼らを観たら、きっとまた違う感想を持ったと思います。

バレエ・スプリーム2も予定されているそうですが、次回は是非そういうプログラムでお願いします!

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これ、面白い企画ですね〜、一公演でパリとロイヤルの両方のダンサーを見られるなんて日本くらいだと思います。 八菜さん、ニューヨークのジュエルで初めて観たんですが、ステージオーラのある人で、踊りも丁寧で音楽的、先が楽しみです。 ロイヤルはプログラムがちょっと不利? ジゼル、白鳥よりはアシュトン、マクミランからの抜粋だとらしいと思うんですけどね。 ラプソティー、最近カスパートソンで観ましたが、彼女だと作品に印象変わるかも。 マチアス君、一度ソロを観てみたいな〜♩ 彼なんか個性が立っててパリ的な気がします。 
花宴
2017/08/05 11:19
◆花宴さん
ちなみにJAさんは、ボリショイとマリインスキーのガラをやったことがあります。
ロシアとヨーロッパ、それぞれ2大バレエ団の競演は贅沢ですよね♪

花宴さんは、あの豪華絢爛な「ジュエルズ」NY公演をご覧になったということで、とーっても羨ましいです!
ハナちゃん、やっぱり踊りが丁寧ですよね!?
爪先まで神経が行き届いていて、とっても好感が持てる踊りでした。

そうなんです・・せっかくパリオペとの競演なんですから、「これは譲れない!」というロイヤルならではのレパートリーを観たかったです
マノンとかマイヤリンクとか、ガラ向きだと思うんですけどねー。

「ラプソディー」、踊る人によって印象変わるんでしょうかね?
う〜ん・・マックレーとサレンコでダメなら、アシュトンが私の好みに合わない可能性のほうが・・・
娑羅
2017/08/06 00:48

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