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zoom RSS 【Live Streaming】ウィーン国立歌劇場 ヴェルディ:「シモン・ボッカネグラ」

<<   作成日時 : 2016/08/22 01:03   >>

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ウィーン国立歌劇場上演日:2016年6月4日

<出 演>

Simon Boccanegra : Dmitri Hvorostovsky
Fiesco : Feruccio Furlanetto
Paolo : Adam Plachetka
Pietro : Sorin Coliban
Gabriele Adorno : Francesco Meli
Amelia : Barbara Frittoli
Hauptmann : Carlos Osuna
Dienerin : Lydia Rathkolb

Dirigent : Marco Armiliato

Regie : Peter Stein

Bühnenbild : Stefan Mayer

Kostüme : Moidele Bickel

Chorleitung : Thomas Lang


私が現地で観た舞台は、同時にライブストリーミングとして世界中にネット配信され、約2か月後には再配信もされました。

当然、私は生中継の映像は見ることが出来ず、後日見ることになるのですが、これがなかなか時間が取れず・・・
やっぱり見るからには途切れ途切れではなく、まとめて一気に見たいと思っていたら、こんなに遅くなってしまいました

実演の感想は既に書いたので(ここここ)、今さら映像の感想まで書かなくてもいいかな〜・・・とも思ったのですが、やっぱり書くことにします
ざっと簡単にですが・・・(^^;)

まず、映像と生で同じだな〜と思ったのは舞台の暗さ。
設定上、舞台が暗いのは仕方ないとしても、もう少しなんとかならないかと思います。

私は5列目で見ましたが、それでも凝視しないと表情まではわからないシーンが多くありました。
映像ならもう少し鮮明になるかと思ったんですがが・・・そんなに変わりませんでしたね

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バレエでも白鳥やジゼルの2幕は暗いですが、もう少しよく見えたと思うんですけど・・・。

映像の利点は細かいところまでよく見える点。
いくら前の席に座っても限界はあります。

今回映像で見て一番ビックリしたのは、実はキャストの衣装。(←え?そこ?)
こんなに光沢があって綺麗だったんだ!?
ご贔屓さんに限らず、どうやら私はキャストの顔ばっかり追っていたようです

逆に映像では声のバランス、照明の効果などが若干印象変わります。
Dima(=ホロストフスキー)とバルバラ様の歌いだしは、生だと声がまだあまり出ていない感じでしたし、ラストのシモンが死にゆく時にふと天を仰ぐ時の照明の効果は、生の舞台のほうが鮮烈でした。

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また、映像で見るとこのプロダクション、1幕1場と3幕は舞台にほとんど何もない状態なので、スカスカな印象を与えますが、舞台で実際に観ていると不思議とあまりそれは気になりませんでした。
逆に声がこの何もない空間を目いっぱい活かし、埋めている効果を感じました。

では、キャストについても少しずつ♪

まず、パオロを歌った Adam Plachetka

登場した時はあまりいいと思わず、バス・バリトンの割には声が軽いように感じました。
しかし、徐々に調子が上がっていったのか、1幕2場の評議会の緊迫した場面からは存在感もあり、引きつけられるものがありました。

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プラハ出身の彼は、間もなく開幕するMETの今シーズン、「ドン・ジョヴァンニ」のレポレッロとマゼットで登場。
キーンリサイドのタイトルロールを相手に、レポレッロを歌う姿がHDで見られる予定です。

アメリアのフリットリ

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シモン開幕から不調が伝えられ、実際登場シーンはかなり辛そうでこちらもハラハラしましたが、じわじわと調子を上げていき、さすがの貫禄。

映像のほうが、調子の悪さは割り引かれていたかな?

ガブリエーレを歌ったメーリ

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え?彼ってこんなに髪が薄かったっけ?(←まず、それか?)

う〜ん、やっぱり映像で見ても、声の良さは認めるけど一本調子だなぁ・・・。
Dimaもフル様(=フルラネット)もバルバラ様も、みんな言葉に感情がこもっていて、すごく温かくてまろやかな表現をするので、ちょっと1人だけ浮いていたかも・・・。

スコーン!と突き抜けるような声なので、ソロ・コンサートだとウケると思うけど、この3人に囲まれると表現力に差を感じてしまいます。

フィエスコのフルラネット

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生でも映像でも存在感は圧倒的!(笑)
当たり前だけどイタリア語が明確。

バルバラ様もメーリもイタリア人だけど、やっぱり低音のほうが発音は聞き取りやすいのかもしれません。

映像で見ると、生で観た時よりもさらに演技が熱かった!
3幕のシモンとの二重唱は、やっぱりフル様の熱さとDimaのクールな表現が絶妙だと、改めて思いました。

で、シモンのホロストフスキーですが。

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休憩前(1幕2場)までは、やや抑えめな印象。
な〜んか、ずっと表情が怖いんですけど

アメリアとの感動の父娘対面!も、2人ともなんだかぎこちないし・・・・。
シモンがアメリアのおでこにキスした後、ようやく2人ともやや穏やかな顔になったけど。

生の時は気づかなかったけど、左耳にピアスしてる?

で、謎の数珠(?)ですが、映像で見たら更に気になるね〜
両手で持たせたら、まるで裁縫やってるみたいに指が動く動く・・・。
落ち着きがないのかしら?

1幕2場の評議会シーンで着ているガウンはどうも扱いが難しいのか、階段を降りる時はちょっと持ち上げすぎのように見えました

2幕からは少しずつのっていって、やっぱり圧巻は3幕だなぁ・・・。
何もしなくても、声だけであれほど人の心を動かせるパフォーマンスって、なかなか出会えないと思う。

トロヴァトーレのルーナ伯爵みたいに、表に出る熱さもいいけど、シモンのように内に秘める熱さの表現もいいですね。
Dimaはどっちも上手いと思う。

カテコ、意外に笑顔が多かったね
生で観た時は、もっとムスッとしてるように見えたんだけど

10月にまたウィーンでシモンを歌うけど、これもライブストリーミングがあるようなので、今回とどう変わるか見比べるのが楽しみです

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
沙羅さんの比較レポ、大変興味深く読みました!! やはりスタートはウォームアップ中な感じ、あったんですね? ディーマはそういうの良くあると思うんですが、映像が通ると第一声からイケイケに聞こえるんですよね。 私もメトのHDの放送日に劇場で観てたりすると、後で映像で見て”あれっ?”と思うことが結構あります。 ・・・ウイーンの演出ですが、仮面もライブストリーミングだと2幕は真っ暗でひたすら黒画面・・・・あのシーンは劇場でも見えなかったそうですが(汗)、照明ちょっと工夫して欲しいですね・・・。 
花宴
2016/08/23 06:53
◆花宴さん
う〜ん・・はっきり断言はできないんですが、やっぱり登場シーンのDimaの声は少し抑え気味な印象でした。
バルバラ様も、出だしはもう少し聴こえにくかったと思います。

声の奥行き感やバランスは、やはり生でないと感じにくいかもしれません。

ウィーン、Dimaが出た作品だけでも照明が暗いものが多いですよね
シモン、Ballo、オテロ・・・。
もう少しなんとかできないものでしょうかね(-_-;)
娑羅
2016/08/23 23:13

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